カレンのレッツクッキング!
2001年9月12日アタシは世界中のどこでも生きていけるもんだと思っていた。
水(1番大切!!)とスマイル(意外に大切!!)と、ちょっとした語学力があって、些細な執着心は捨ててしまえば、あとは環境に適応していくもんだと思っていた。
がしかし。
アタシってば執着心アリアリだったのよ。
何がって!食いモン!
アタシってば、やっぱり生粋の日本人でした。
いつかも書いたんだけど、2年前彼氏の留学先まで追いかけてって、ホームステイ先に3ヶ月ほどお世話になってみた。
そのホストマザーの名前はカレン!!!!
カレン(多分40歳くらい?)は日本が好きな女性でした。
庭には「尾瀬」と書かれた板きれがあったし。
どこから持ってきたのかは不明。
漢字にも興味があるらしく「”合”っていう漢字、なんかオウチの形しててかわいいわ〜。」と、喜んでいた。
どこで手に入れたのか竜の刺繍の入ったナイトガウンを愛用。(もしかしたら中国製)
緑茶のティーバッグも、もったいないので三度も煎れなおすほどスキだった模様。(最後には白湯)
ということはもちろん”和食”にも興味アリアリだったわけで。
食卓には”和食”というか”日本食”というべきなのか、はたまた”創作料理”なんだか得体の知れないナゾの食物が並ぶことが多かった。
アタシがステイする前に彼氏が1度苦しんだ、その名も”ピーナッツカレー”は、ピーナッツがふんだんに、そしてピーナッツバターがこれでもか!というほど入った、バーモントカレー甘口使用(日本の食材を扱うスーパーで購入した模様)の贅沢なカレーだったらしい。
その話を聞いていたので、ある程度の覚悟は決めて臨んだけれども、やっぱりダメだったのが、どこで覚えたのかその名も”レモンヤキソバ”。
粉末ソース入りのヤキソバを、贅沢にも(!)レモンの輪切りと共に調理した、甘酸っぱさ漂う魅惑のヤキソバ。後味のサッパリ感がたまらなくブルー。
他には、ヤキトリソースと共にチキン、ネギ、白菜、ニンジン、ナスを炒めた”ヤキトリ風ソテー”。ヤキトリソースがなんとも言えず焼き鳥の味ではなく、冷蔵庫の余りものを利用した賢い主婦のお手軽メニュー。
ホウレン草なんだけど、もう育ちすぎて”木”のようにまでなってしまったホウレン(草)を、サッと茹でた”大きなホウレン(草)のおひたし”。インドネシア製のソイソースをかけて召し上がれ。
まだまだあるけど、書き切れない。
書き切ってしまいたいけど、思い出せない。
しかし、何かめでたいことがある時にカレンの作ってくれるローストビーフはおいしかった。グレービーソースは市販のものだったけれど、こんな食生活が毎日続けば言うことはなかったのにと、今でも悔やまれてならない。
彼氏と「カレンはきっと、オレらのことを考えて日本食っぽいものを作ってくれてるんだよ。」と、そう信じて我慢した。
でも日本人のアタシたちよりも、一緒にステイしていた”チェコ人のトーマス”のほうが、日本食?を喜んで食ってたけど、アタシが腕を振るって作ったトンカツを「イマイチ」と言いやがった。
こんなにも素材の味を大切にしてるのに!
余分なものは一切入れてないのに!
ただ塩コショウと小麦粉、タマゴ、パン粉をつけて揚げただけなのに!
ブーブーブー
で、3ヶ月後アタシたちはカレンの家から解放された。
別れは辛かったけど、その後の10ヶ月余りの海外での食生活も笑いアリ、涙アリだった。
やっぱり日本は素晴らしい!と思う良い機会だったと納得してみるアタシ。
そのかわり日本のイマイチなところも見えてきた気もするし。でも和食はおいしいので良しとする。
鍋で米も炊けるようになったし。
でも、寿司にアボカドを入れてはいけない。
なにがあっても。
水(1番大切!!)とスマイル(意外に大切!!)と、ちょっとした語学力があって、些細な執着心は捨ててしまえば、あとは環境に適応していくもんだと思っていた。
がしかし。
アタシってば執着心アリアリだったのよ。
何がって!食いモン!
アタシってば、やっぱり生粋の日本人でした。
いつかも書いたんだけど、2年前彼氏の留学先まで追いかけてって、ホームステイ先に3ヶ月ほどお世話になってみた。
そのホストマザーの名前はカレン!!!!
カレン(多分40歳くらい?)は日本が好きな女性でした。
庭には「尾瀬」と書かれた板きれがあったし。
どこから持ってきたのかは不明。
漢字にも興味があるらしく「”合”っていう漢字、なんかオウチの形しててかわいいわ〜。」と、喜んでいた。
どこで手に入れたのか竜の刺繍の入ったナイトガウンを愛用。(もしかしたら中国製)
緑茶のティーバッグも、もったいないので三度も煎れなおすほどスキだった模様。(最後には白湯)
ということはもちろん”和食”にも興味アリアリだったわけで。
食卓には”和食”というか”日本食”というべきなのか、はたまた”創作料理”なんだか得体の知れないナゾの食物が並ぶことが多かった。
アタシがステイする前に彼氏が1度苦しんだ、その名も”ピーナッツカレー”は、ピーナッツがふんだんに、そしてピーナッツバターがこれでもか!というほど入った、バーモントカレー甘口使用(日本の食材を扱うスーパーで購入した模様)の贅沢なカレーだったらしい。
その話を聞いていたので、ある程度の覚悟は決めて臨んだけれども、やっぱりダメだったのが、どこで覚えたのかその名も”レモンヤキソバ”。
粉末ソース入りのヤキソバを、贅沢にも(!)レモンの輪切りと共に調理した、甘酸っぱさ漂う魅惑のヤキソバ。後味のサッパリ感がたまらなくブルー。
他には、ヤキトリソースと共にチキン、ネギ、白菜、ニンジン、ナスを炒めた”ヤキトリ風ソテー”。ヤキトリソースがなんとも言えず焼き鳥の味ではなく、冷蔵庫の余りものを利用した賢い主婦のお手軽メニュー。
ホウレン草なんだけど、もう育ちすぎて”木”のようにまでなってしまったホウレン(草)を、サッと茹でた”大きなホウレン(草)のおひたし”。インドネシア製のソイソースをかけて召し上がれ。
まだまだあるけど、書き切れない。
書き切ってしまいたいけど、思い出せない。
しかし、何かめでたいことがある時にカレンの作ってくれるローストビーフはおいしかった。グレービーソースは市販のものだったけれど、こんな食生活が毎日続けば言うことはなかったのにと、今でも悔やまれてならない。
彼氏と「カレンはきっと、オレらのことを考えて日本食っぽいものを作ってくれてるんだよ。」と、そう信じて我慢した。
でも日本人のアタシたちよりも、一緒にステイしていた”チェコ人のトーマス”のほうが、日本食?を喜んで食ってたけど、アタシが腕を振るって作ったトンカツを「イマイチ」と言いやがった。
こんなにも素材の味を大切にしてるのに!
余分なものは一切入れてないのに!
ただ塩コショウと小麦粉、タマゴ、パン粉をつけて揚げただけなのに!
ブーブーブー
で、3ヶ月後アタシたちはカレンの家から解放された。
別れは辛かったけど、その後の10ヶ月余りの海外での食生活も笑いアリ、涙アリだった。
やっぱり日本は素晴らしい!と思う良い機会だったと納得してみるアタシ。
そのかわり日本のイマイチなところも見えてきた気もするし。でも和食はおいしいので良しとする。
鍋で米も炊けるようになったし。
でも、寿司にアボカドを入れてはいけない。
なにがあっても。
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