あの日の思い出 〜ホントは悲しいお話なのです〜
2001年9月8日それは寒〜い12月、年の瀬も迫ってきた忙しい時期の出来事でした。
突然ウチの電話が鳴り、出てみると彼氏が「いとこが事故に遭って重体らしい!」と。
彼氏のいとこは同い年で、アタシは面識もなかったんだけど、でも同い年の男の子だし、なんだか他人とは思えなくってやっぱり心配だし、回復されることを願っていたんだけど。
3、4日危篤状態が続き、みんなの願いも届かず彼は亡くなってしまいました。
で、彼氏はお葬式に出かけることになりました。
がしかし、彼氏のママの「NICOちゃんも来てあげて欲しいの」というお願いで、なぜかNICOもお供することに。
場所は彼の大学生活を送っていた地、徳島でした。
(注)ここから先のことは今だから書けるんだけどね。
ホントは悲しい話なんだけど、今考えるとなんだかおかしな話なので。
で、その時2人とも悲しいのと、どうしていいのか分からないのと、突然の出来事に気が動転しているのとで「徳島に来て」と言われても、空港に行けば飛行機が連れっててくれるとしか思わなかったので”四国”だとは考えもしなかったのでした。
なんとな〜くだけど、2人とも「徳島は寒いハズ」と勝手に思ってて。
「あったかくしていこうね」と言い合ったのでした。
後から気づいたんだけど、2人とも「徳島って東北だよね?」と思っていたらしく。
気が動転している時は、人間フツーのことも分からなくなるらしいよ。
空港までの電車の中で、彼氏は目に涙をためていて。
何も言葉をかけることのできない不甲斐なさを感じました。
で、徳島空港に降り立ってみるとTVの画面には「ようこそ!徳島へ!」っていうビデオが流れてて。
なぜかビデオで阿波踊りを踊ってて。
悲しいんだけど、2人でそのビデオに釘付けでした。
だって四国に来てるなんて知らなかったもので。
そしてお通夜に参加して、それから宿はどうする?って話になりまして。
彼氏のママが「ここらへん、近くに泊まるとこってラブホテルしかないのよ。いいでしょ?そこで。」と・・・。
こんな時に、こんな気持ちで、こんなに疲れているのに、こんなに突然”ラブホテル”なんて!!
しかも義母さん!それってアリですか?
で、やっぱり言うことをきいて彼氏と葬祭会館からラブホテルまでの道のりをとぼとぼ歩きました。
で、田舎ということもあり車で来場する客が殆どだったので、なんだか大荷物下げて2人で入って行くのも躊躇われましたが。てゆうか恥ずかしスギだったんだけど!フロントがないとこだったので、コソコソ人目を気にしつつダッシュで部屋に入ってみました。
部屋に入って、今自分がこんなところにいるのが非現実的で、よく分からなくって、2人でボーッとしていて。
とにかく寒くて仕方なくって、お風呂にゆっくり入ろうということになった。
やっぱりですが、お風呂は外からバッチリ見える造りになってまして。
「今日はなんだかバタバタして、ここまでどうやって来たか思い出せないねぇ…」と、ラブホテルの風呂場でしんみりする2人!!
もちろんスケスケ風呂!
「お茶でも煎れようか…」と、大人のオモチャの自販にも無反応の2人!!
もちろん部屋はムーディーな色!ピンクの照明!
「寝ようか…」と、静かに床につく2人!!
枕元にはコンドーム!ナゼか穴が開いてないか確認だけして元に戻して寝た!
・・・当たり前だけど人の死ってホント落ち込みます。
だってラブホテルですら、カップルもこんな状態になるんですもの。
だけど、今になって時々思い出しては2人で笑ってみる。
この夏も彼の初盆のお参りに行きました。
若くして亡くなった彼の分も、一生懸命生きなくてはと思うアタシたちでした。
突然ウチの電話が鳴り、出てみると彼氏が「いとこが事故に遭って重体らしい!」と。
彼氏のいとこは同い年で、アタシは面識もなかったんだけど、でも同い年の男の子だし、なんだか他人とは思えなくってやっぱり心配だし、回復されることを願っていたんだけど。
3、4日危篤状態が続き、みんなの願いも届かず彼は亡くなってしまいました。
で、彼氏はお葬式に出かけることになりました。
がしかし、彼氏のママの「NICOちゃんも来てあげて欲しいの」というお願いで、なぜかNICOもお供することに。
場所は彼の大学生活を送っていた地、徳島でした。
(注)ここから先のことは今だから書けるんだけどね。
ホントは悲しい話なんだけど、今考えるとなんだかおかしな話なので。
で、その時2人とも悲しいのと、どうしていいのか分からないのと、突然の出来事に気が動転しているのとで「徳島に来て」と言われても、空港に行けば飛行機が連れっててくれるとしか思わなかったので”四国”だとは考えもしなかったのでした。
なんとな〜くだけど、2人とも「徳島は寒いハズ」と勝手に思ってて。
「あったかくしていこうね」と言い合ったのでした。
後から気づいたんだけど、2人とも「徳島って東北だよね?」と思っていたらしく。
気が動転している時は、人間フツーのことも分からなくなるらしいよ。
空港までの電車の中で、彼氏は目に涙をためていて。
何も言葉をかけることのできない不甲斐なさを感じました。
で、徳島空港に降り立ってみるとTVの画面には「ようこそ!徳島へ!」っていうビデオが流れてて。
なぜかビデオで阿波踊りを踊ってて。
悲しいんだけど、2人でそのビデオに釘付けでした。
だって四国に来てるなんて知らなかったもので。
そしてお通夜に参加して、それから宿はどうする?って話になりまして。
彼氏のママが「ここらへん、近くに泊まるとこってラブホテルしかないのよ。いいでしょ?そこで。」と・・・。
こんな時に、こんな気持ちで、こんなに疲れているのに、こんなに突然”ラブホテル”なんて!!
しかも義母さん!それってアリですか?
で、やっぱり言うことをきいて彼氏と葬祭会館からラブホテルまでの道のりをとぼとぼ歩きました。
で、田舎ということもあり車で来場する客が殆どだったので、なんだか大荷物下げて2人で入って行くのも躊躇われましたが。てゆうか恥ずかしスギだったんだけど!フロントがないとこだったので、コソコソ人目を気にしつつダッシュで部屋に入ってみました。
部屋に入って、今自分がこんなところにいるのが非現実的で、よく分からなくって、2人でボーッとしていて。
とにかく寒くて仕方なくって、お風呂にゆっくり入ろうということになった。
やっぱりですが、お風呂は外からバッチリ見える造りになってまして。
「今日はなんだかバタバタして、ここまでどうやって来たか思い出せないねぇ…」と、ラブホテルの風呂場でしんみりする2人!!
もちろんスケスケ風呂!
「お茶でも煎れようか…」と、大人のオモチャの自販にも無反応の2人!!
もちろん部屋はムーディーな色!ピンクの照明!
「寝ようか…」と、静かに床につく2人!!
枕元にはコンドーム!ナゼか穴が開いてないか確認だけして元に戻して寝た!
・・・当たり前だけど人の死ってホント落ち込みます。
だってラブホテルですら、カップルもこんな状態になるんですもの。
だけど、今になって時々思い出しては2人で笑ってみる。
この夏も彼の初盆のお参りに行きました。
若くして亡くなった彼の分も、一生懸命生きなくてはと思うアタシたちでした。
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